夜明けのCRYSTAL ROAD 北上京だんごの風

懲戒解雇から復帰した組合分会長のブログ

コロナ感染拡大と労働者としての誇り

 コロナ感染問題、縮小しませんね。そんな中、みなさんはいかがお過ごしですか?
今回のコロナ問題で、本音と建前、そういったものを感じる日々ですよね。緊急事態宣言が解除され、休業要請が解除され、自粛ムードが緩んだ瞬間から、東京では連日の感染者100人越え。東京都庁が赤くライトアップが終了し、展望台も再開、しかしその後にこのありさまです。東京で商売をなされている方は、特に個人経営の方は本当に大変なことと察します。
 私は毎日出される東京の感染者数には注目しております。やはり首都東京の感染者数が下がらないことには、日本からコロナウィルス感染はなくならないと感じるからです。
 それにしてもやはりこの日本、弱い立場の人に負担がのしかかるというシステムは、なかなか変わりませんね。今からの話しは、私が勤めている北上京だんご本舗の内部事情の話しではありませんが、平等というのは日常に無いのか・・・と感じずにはいられないのが感染が拡大による飲食店当の休業要請でした。
 コロナウィルス感染拡大を避けるため役所が休業要請を出す、それによって従業員は働けなくなる、生活が困ります。それをカバーする策として、会社は休業手当を、給料の6割以上は従業員に払わなければなりません。その給料を補てんするものとして、雇用助成金という制度があります。ところが労働局での手続きが簡単ではなく、その手続きをしない会社が多数あるといいます。また、最初に従業員には店を閉めていても、給料の6割以上は手当として払わないと会社に助成金が下りないしくみになっており、なおさらスルーする会社が多いと言います。
 知事、役所は、金は出すので休みなさい!と言いつつ、飲食店の労働者が路頭に迷うケースが起きても、それに対しての責任は負いません。しかしそういった指令を出している人達の収入は安定しています。ここにこそ、不平等という言葉が浮かび上がってきます・・・。
 それは知事、役所だけではなく、資本家と労働者という関係にも表れています。資本家と労働者じゃ立場は資本家の方が上じゃないか、不平等であって当然・・・、と、みなさんは思いますか? 私はそうは思いません。この社会を支えているのは汗水流して働いている労働者なのです。飲食店ならば実際にお客様と接しているのは労働者なのです。いやいや資本家は会社を維持継続させるために資金繰りをしたり大変なのだよ、誰からお金をもらっているの?と言われそうですが、今回のコロナ問題でも浮き上がってきたのは、経営を維持するために解雇等も起き、あまりにも社会を支えている労働者を、ないがしろにしているという点です。ですから労働組合としては、そういった労働者を放っておけない状況下にあります。
 ではこのコロナ下の売上で資本家は根本的にどのように収益を上げようとするのか?
本当は減収なのに増益という形をいかにして作るか?、それが私が以前にも行った人件費の調整になります。人件費は会社の損益計算表上は経費として計算され、経費の中で動かしやすいこの人件費を切り詰めることにより、減収でも増益としてしまうのです。ですから会社を維持するために解雇ということも起こってきます。また労働強化もおき、「前年より同じ時間で前年より売上を上げろ」という一般的に資本家や役職者が言う言葉につながっていきます。損益計算書の数字には、労働者から搾取し利益を上げるという構造が分かりやすく表れています。
 この構造が原点になり、現代の日本において、資本家は家族を持ち裕福になれても、労働者は一生かかっても家も建てられない・・・という状況を生み出しているのです。
私達労働者は・・・、このような構造、マクロ的に言えば非正規労働者が多くなっている社会構造において、「あまり馬鹿にするのではない!」と、本来は声を上げるべきだと私は思っています。会社に対しては経営状況を明らかにせよ!と言うべきなのです。
労働者は経営のことは知らなくていい・・・と、資本家に思わせてる状況を作っているのは、おとなしい私であり貴方かもしれません。経営のことに口を出さなくていい・・・ああそうですか・・・ということ会社で、不満を言っている方はいらっしゃらないでしょうか?口を出さなくていい・・・と言う言葉に、ただああそうですかと言っているだけでは、状況は変わらないのです。以前から私はそう感じていました。結果、一旦は懲戒解雇になりましたが。
 コロナ感染問題がある今、その影響で時間短縮労働等が浮き彫りになってきていますが、会社の宿命的な構造に物申さないと、状況は変わらないこと、そのようなことは、私自身がここ数年で体験してきたことです・・・。