SENDAI ORIGIN

YouTubeチャンネル「SENDAI ORIJIN」制作者のブログ

ヤンチャン学園SENDAI春谷美羽さんにプロのアイドルの心意気を見せられ感じたことがあります

ステージに立った春谷美羽さん


 

 仙台を舞台に特定のジャンルにこだわらず撮影し続ける私のYouTubeチャンネルも、立ち上げて早や足掛け4年。最初はお祭りのステージを中心に撮影しアップしていましたが、昨年、仕事で若い頃やった経験があるコンビニの販売員になり、夜勤中心にやるようになって、昼間、いろんなことに考える時間ができ、すでにYouTubeのチャンネルを持っていた私は、もっと広い分野をチャンネルに盛り込みたいという、自分のチャンネルの見直しを考えるようになっていました。その結果が、現在のチャンネルのスタイルになっています。

 私事で恐縮ですが、実のことを言うと約20年間勤めていた会社が倒産し、柄にもなく給料遅配の改善、コロナ給付金をちゃんと国から受け、パート労働者(私は正社員でしたが)に対しても安定した賃金を出すこと、そのような改善を会社に対し訴えたていた私は、他の経営者に変わって会社が再生しても、会社のことは考えてない者と見られ雇われず、おとなしくしていた者の方が雇われる結果でした。でも今は、みんなのために言うだけのことは言ったという思いがあり、その会社には未練はありません。久々にサブカルチャーとは縁があるコンビニ従業員になれ、自分のYouTubeチャンネルのことも考えていく時間もできたわけですから。

 そこで今回の話しは、最近、初めてアイドルの撮影動画をYouTubeチャンネルにアップしたのですが、自分が撮影し、カメラ越しに観て初めて分かった、仙台のアイドル、ヤンチャン学園SENDAIのメンバーである春谷美羽さんについてお話し、美羽さんを通して感じた思いを話していきます。

 と、何で春谷美羽さんと言うのか、堅苦しい・・・、本人が希望している呼び方「みんみ」でいいじゃないか?と言われるかもしれません。でも私から見れば、そう呼びたい人がそう呼んでくださいという感じなんです。私自身が女性に対しそういう呼び方をするようなってしまうと、ダメなんです(笑)。もともと甘い性格ですので、言葉がそういう感じだと、すぐ言葉に甘んじてしまい、軽々しく接してしまいそうなので、まぁ、実際に美羽さんと1対1で話すことはないんでしょうけど(笑)。

 以前、転職する際、つなぎで働いた運送業の会社でさえ、同僚に対し、みんな「さん」付けだったんです。私はそれだけで、その会社を現代的な感覚の会社だと思ったのです。縦割りの組織の会社、すなわち上下関係が厳しく、部下を呼び捨てするような会社、というのは今は流行らないです。その運送業の会社はやっていることが体育会系であるにも関わらず、きちんと立場関係なく相手を尊重していて、意見や改善を上の人が聞き入れる会社でした。上司までもが部下に「さん」付けで言うのは、そういう気持ちの表れと私は思っています。平社員に対しても幹部がちゃんと「さん」付けできる、以前、ちょっとだけ働いた会社で肌で感じた思いは、今の自分の思考にはすごくプラスになっています。

 さて、私は自分のチャンネルをYouTubeに持っている関係上、やはり当然ながらYouTubeの動画はしょっちゅう観ています。サブカルチャー好きなので、地下アイドル関連のステージ動画も観ます。ヤンチャン学園SENDAIというグループも、今まで何回か観た記憶があります。

 そして5月に入り、自分もヤンチャン学園SENDAIのメンバーのステージを撮影する機会があり、そこであらためて感じたことがあります。

 自分が家のパソコンで地元、仙台のアイドルであるこのグループを観ているときは、パソコンの画面から感じ取れる自分自身の主観が、このグループ、というか今回撮影した美羽さんに対しての評価になっていました。動画を観るということは他の方が撮影したものをただ娯楽として観ているので、「アイドルだ、可愛いな。」そういった気持ちが先行して観ています。それこそが自己の主観を形成する主体であって、彼女の情報が動画からしか得ない中で、自分の勝手な思いだけで、この娘はこうだと評価していました。

 しかし今回、実際に目の前で美羽さんの表情を見て、発する言葉も聞いて、しかも基礎情報も撮影した後にネットで調べています。もはやYouTube動画の先入観は影を落としていたのです。それと同時に感じたことがあります。この方は、アイドルの本当のプロなんだということです。アイドルのプロだから、機械的にやっているとかマイナスのイメージではありません。正直なところ、恐れ入りました。また、尊敬したい気持ちも生まれました。

 他のメンバーが私用等で用事があったようですが、美羽さんは堂々と一人でステージに表れ、ステージをこなしていくという気持ちが態度に表れていました。でも、そのようなところを自分からは一切アピールしていなく、逆に「緊張しています」と自然に言う姿があり、そこに臭さも何もこちらはまったく感じませんでした。本当に緊張しているのでしょう。そんな中でも瞳は、真剣にステージをこなさなければというプロの瞳でした。また冷静さを雰囲気から凄く感じたのです。実際の見た目の雰囲気は可愛らしく、歌い方もアイドルしているのですが、本日のステージはライブ会場ではなく、大型店の一角のステージで、他のライバルアイドルも次々出てくる中、観客はファン以外の方もたくさんいます。お客さんの目は厳しいはずです。その中で、一人で可愛らしく最後までステージをこなす美羽さんに本当に感銘しました。彼女の中で本日、どういう状況か、メンバーが欠けている、場所はファン以外もいる、だからどういう感じでどうしなければならないか?が分かっていて、その上でステージに立っているのです。

 私はこの歳にして恥ずかしいことながら、「アイドルも真剣に仕事をこなしているんだよ」という事実を、彼女から教えられたような感じがします。

 「人がいっぱいいて、知らない人ももちろんなんですけど、バーベキューしている人からも観られてるので緊張するんですけど・・・。」と一曲終わった後のトークで美羽さんが言っていますね。正直な思いなのでしょう。後ろ盾のメンバーもいない中、新しく用意したアイドルの衣装を着て、こちらのカメラも意識するパフォーマンスもあり、一つ一つの状況から判断していくと、片手間にアイドルをやっているのではないという姿勢が凄く分かりました。他の人が撮影した動画越しには、正直、彼女には大変申し訳ないのですが、この娘、まだ若いのかな?学生で時間があるときアイドルしてるのかな?、パッと見でそんな感覚しかなかったのです。自分がどれだけ主観的な人間なのか、色メガネをつけて観ていたのか、今回の撮影で、直に彼女の表情を見て撮影をしてみて思い知らされました。

 


www.youtube.com


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やはり個々のアイドルの本質は、現場で観て、その状況から分析し判断していかなければ、分からないものです。

 こういうことは日々、私たちが生活していく中でも、同じかもしれません。まず先入観や自分自身の経験上からくる感情を捨て、相手を観る。最初に縦割り組織のことを書きましたが、いい組織、いいグループというのは、まとめ役の人ばかりでなく、全体が客観的に物事を考えられる人、自分はこう思うからこうするではなく、こうすることによって周りの状況がいかに良くなるか、という人の集まりで構成されているということになるでしょう。だからこそ一方的な指示を黙って受け入れる組織ではなく、お互いに話し合って、良い方向に持っていける組織なのでしょう。

 ところで美羽さんは栄養士の資格を持っているようです。詳しいことは分かりませんが大学で食産業とか学んだり、研究された方なのでしょうか? というか高校を卒業した後、栄養士養成課程のある学校で2年以上学ばなければ、栄養士にはなれないようです。一つのことを学び極める、学生時代はそういうタイプであったのでしょうか。この日はアイドルの衣装を着てましたが、カットソーを着て、デニムパンツを履いて大学で真面目に学ぶ姿、彼女の表情を観察していると、仮にですがそういった光景を見たとしても、全然、不自然さを感じないでしょう。

 当日、生で観て、自分が主観という色メガネを外してみると、美羽さんは凄く冷静な方というのを発見し、アイドルの衣装を着ていても、表題にあるように、真面目に今日のお仕事をこなすという心意気のようなオーラを感じました。